F.I.R.E 投資家の投資日記

48歳で企業経営を引退、投資歴20年以上、専業投資家として歩み始めた投資日記

われわれ小動物は2番底に備えるべき?

WHOから「今回の新型コロナウィルスには季節性がない」という見解が発表された。

日々更新される世界の感染状況を見ると、別にわざわざ発表しなくとも、そんなことくらいはわれわれ素人にでも分かること。

今、日本でも感染者が再急増しているが、春と比べて人々が活動的なのは、死亡リスク(=重症化率)が低下しているからだろう。

ウィルスはもともと乾燥を好むが、冬に流行するインフルエンザであっても、夏場に感染する人もいない訳ではない。

今回のコロナウィルスは元々、感染力が強いという性質を考えると、この夏場は強毒性だけが低下しているのではないか、という仮説を立てることもできる。

 

現在、ワクチン開発が世界で急がれてはいるが、プロの先生方の見解によると「ワクチンで全てが解決するなどと、楽観的には見ない方がよい」という意見が多い。

「人間への副作用に関する治験、その第3フェーズの壁が非常に高い」からだそうだ。

 

これらを総合的に見ていくと、様々なストーリーを描くことができる。

もともと株式投資は、政治、社会情勢、国際情勢を踏まえた経済状態を色々なストーリーを元に予測していくというもの。

私の考える1つのストーリーは、今冬に再度、強毒性が増し、北半球を中心に再度パニックになるような本格的第2波が発生する可能性が高いのではないかと見ている。

そうなると株式相場の2番底を迎えることになる。

 

過去の歴史を見ると、市場が暴落した後に2番底という現象はかなりの確率で発生している。今回短期間で相場の大きな戻しがあり、その後あまりにも順調すぎる相場が続いている。

どこかで必ず「再調整」が起きることを想定して、それに備えるというのは、小動物であるわれわれ個人投資家の心構えなのではないだろうか?

もしも起こらなければ「よかったね!」・・・で済む。(私の持ち株会社の利益にも大きく影響するので、むしろ何も起こらない方が精神衛生上にも良い)

でも、そんな簡単にいくとはどうしても思えないのだ。