F.I.R.E 投資家の投資日記

48歳で企業経営を引退、投資歴20年以上、専業投資家として歩み始めた投資日記

15~30%下落を想定した銘柄入れ替えの具体策について

ナスダックとS&P500が、最高値を更新中、またNYダウも2月の最高値に近づきつつあるようだ。

ナスダックは2000年初頭のITバブルを超える割高感がある。2-3月と同様、なんらかの外部圧力によって(前回がコロナウィルス)再度、調整(=株価下落)する動きが出るのは、当然の成り行きと見た方がよい。

今回、予測するストーリーとしては、11~3月の間に第2波によって15~30%の調整が起こる確率が高いのではないだろうか?

 

そもそも「資産運用」とは、自己の資産を優良な資産に替え続けていく作業を指す。

私の場合、今後はペーパーアセット中心で運用していくと決めているので、株式・債券のバランスをとりながら運用していくということ。

そして株式投資の本質とは、「良い企業の株を(より安く仕入れ)それを長く持ち続ける」(=企業の成長の恩恵を受ける)ということ。

SCP理論(構造から考える)で考えると、業種毎に収益構造の明らかな違いがあり、それを加味して選択する必要がある。

 

では、良い企業の条件とは何だろうか?

*FCFM(フリーキャッシュフローマージン);FCF/売上=効率よくフリーCFを生み出せているか? FCFM=20%以上と定義すると・・・

・COG(ガス)

・JNJ、MDT、ZTS、ISRG(ヘルスケアセクター)

・PM、MO、BTI(たばこ)

・KO、PG(生活必需品)

RIO、BHP(資源)

・CME、MA、V、AXP、WPM(金融;銀行以外の)

・INTU(ソフトウェア)

・SPGI、MCO、FICO、INFO、ASML、CSCO(テック)

・MCD(一般消費財

以上25社・・・

各セクターの分母の違いはあるが、ヘルスケア、たばこ、銀行以外の金融、情報技術が圧倒的に効率よく稼いでいることが分かる。

 

*CROA(FCF/総資産)=預金の利回りと同じく、資産に対してのフリーCF利回り

CROA=20%以上を優良と定義すると・・・

・PM、MA、INTU、SPGI、ACN のわずか5社しかない。

CROA=10%以上と拡げてみると・・・

・COG、JNJ、ZTS、ISRG、MO、GIS、PG、RIO、UFPI、V、MCO、FICO、ASML、CSCO、MCD(+15社=20社)

 

重複を含めて、2項目に該当する企業は合計26社ということになる。

そして、次の調整によって15~30%の下落があると考えると、逆に買値からの上昇率が30%を超えていなくて、上記2項目に該当する企業は積極的に買い増しとなり・・・

COG、JNJ、MDT、PM、GIS、KO、RIO、BHP、UFPI、CME、MA、V、AXP、INFO、CSCO、MCD

以上が該当するが、ETFの SPYD、VGTの構成銘柄で重複している企業、

MA、V、INTU は資産内比率2%を目途にReaping、FISは全て売却、NGG、PPLは全て売却

2項目に該当しない CVSは全て、SJM、BUD、DEO はポジションを下げる。