F.I.R.E 投資家の投資日記

48歳で企業経営を引退、投資歴20年以上、専業投資家として歩み始めた投資日記

「無所属の時間」とλ(ラムダ)の資産形成

「生き様」・・・私たちは皆、自尊心を持っている。だから自分の人生には、何らかの意味を見出したいと思うのは当然のことだろう。

 

そもそもこの9月に、私が創業した会社の会長職も辞任するのを機に、今秋には首都圏に移住するつもりだった。そして新たな生活と共に、何らかの形で社会性を持つつもりでいた。

しかし新型コロナウィルスのせいで、新居を探しに行くこともできず、また今冬の第2波(それが高致死率であること)を予期して、移住を半年程伸ばすことにした。(首都圏なんて、リスク以外の何ものでもない)

まぁ、それでも生活費には困らない今の環境に感謝すべきであろうが、前にも後ろにも進めない状況というのは、いささか困ったものである。

そんな中、今の住居を継続して社宅にするという妙案を思いついた。だからここにあと半年留まるのは、金銭的には余裕を持たせるという意味でも良いと思っていた。

 

しかし所詮「お金」は人生をより豊かにする為のツールであり、それに執着したり、振り回されたりするのは本末転倒である。

だから日々考える中で「優先順位は何か?」を問うた。

そして「新たな生活で、次の一歩を踏み出す」ことの方がより重要であると考え方が強くなった。

 

新たにビジネスを始めるにせよ、ボランティアなどの社会活動をするにせよ、もう次のステップに進むべきである。そうすることで初めて見える景色もあるのだろう。

これからしばらくは「無所属の時間」を生きることになる。(城山三郎さんが唱えた、私のお気に入りの言葉だ)

可能性は無限大、死ぬまでに「お金」は(たぶん)ちょっとだけ不足するという状況。安穏とした生活は人の成長を阻害する・・・それは昔も今の変わらない不変の真理。

資産形成におけるβ(ベータ)を作り、α(アルファ)も作った。

これからはλ(ラムダ)・・・個人のスキルでプラスアルファを稼ぐことが必要だろう。

外部の社会資本と緩やかに付き合い、わずかばかりの収入を得て、新たなチャレンジと共に次の成長に向かう。それが次のステージにつながっていくのだろう。