F.I.R.E 投資家の投資日記

48歳で企業経営を引退、投資歴20年以上、専業投資家として歩み始めた投資日記

第三者の承認

コロナウィルスの影響で、講演会も次々と中止に追い込まれている。
大竹慎一氏(アメリカ在住のファンドマネージャー)による投資講演会は、年に3~4回あって、毎回それに参加していたのだが、(2020年)8月の講演会が中止となった。
事前に質問をメールし、講座と共にその質問に答えるという形式で、講演会中止の代わりに、それを収録したCDが送られてきた。
以下、事前に私が送った質問である。
 
お世話になっております。長年 企業経営をしておりました折に先生の後援会を知り、
投資家目線で経営することを思い立ちました。
そして自社をROA(総資産純利益率)重視の経営に切り替えました所、その後収益力が上がり
お陰様で4年前に引退(48歳にてアーリーリタイア)することができました。
 
今も米国株を中心に資産運用をしておりますが、先生からご教授頂いたことを含め、
資産運用の要諦は「良い企業の株を長く持ち続けること」だと理解しております。
そこで「良い企業」の定義ですが、同じくROAの高い企業(ROA15%以上)を目安としておりました。
そして普段は割高で買えそうにない企業を、3-4月の暴落時に買うことができました。
 
具体的には、MCO(ムーディーズ)、INTU(インテュイット)、ACN(アクセンチュア)、FICO(フェアアイザック)、ZTS(ゾエティス)、MA(マスターカード)、SPGI(S&Pグローバルインク)等、
現在のポートフォリオは60社を超えました。
今回の買い増しでは、テクノロジー系、銀行以外の金融系が増えました。
 
定義付けで、私が重視する順として、ROA15%以上、ワイドモートな業種、連続増配としています。
仮に2番底があったとしても、こういった基準で買い増しを考えておりますが、考え方としてはこれでよろしいでしょうか?
他に加える基準などありましたらご教授ください。
 
それに対し、「よく考えて投資している」という満額回答だった。
「第三者の承認」は極めて重要である。特にその世界でプロとして生きている方からの承認であれば尚更である。
 
ただ、同氏は普段からバフェットのことを良くは思っておらず・・・
「ワイドモートな企業って何だ?」という一点だけ忠告が入った。確かに「ワイドモート」は主観であって、そこに明確な基準はない。
よってこの一点だけは、投資基準から外そうと思う。
 
この第三者の承認を得た、という点だけでも、講演CD3万円はモトを取るのに十分だったと言える。